「尾道の渡し船って、どれに乗ればいいの?」
「料金や時間、乗り場も知りたいし、自転車は乗せられる?」
「それぞれの航路の特徴や、自分に合った選び方が分からなくて困ってる…。」
そんなあなたのための記事が、まさにこちらです!
この記事を読めば、尾道と向島を結ぶ生活航路である渡し船について、現在運航している航路の種類やそれぞれの特徴、料金、乗り場、そしてあなたにぴったりの選び方まで、まるっとわかりますよ。
なぜなら、ここでは実際に尾道を訪れる方の視点から各航路を徹底比較し、あなたの旅のスタイルや目的に合った最適な渡し船を見つけるお手伝いをするから。
この記事を読み終える頃には、きっとあなたも迷うことなく、尾道ならではの風情ある船旅をスムーズに楽しめるようになるはずです!
尾道の生活航路:歴史と風情を運ぶ尾道の渡し船入門
海と坂の街、尾道。その風情あふれる景観の中でも、尾道水道を往来する「渡し船」は、単なる交通手段を超えた特別な存在です。本土と対岸の向島を結ぶこれらの船は、古くから地域住民の生活を支え、訪れる人々にノスタルジックな船旅の時間を提供してきました。
特に、しまなみ海道サイクリングの出発点として、多くのサイクリストにとっても欠かせない海の玄関口となっています。短い乗船時間と頻繁な運航により、向島を尾道市街地の一部のように感じさせ、その利便性と独特の情緒が、尾道ならではの魅力を形作っています。
本記事では、これらの航路を徹底比較し、それぞれの特徴から選び方までご紹介します。
尾道水道を渡る:尾道の渡し船・各航路の詳細と特徴
重要な注意点:福本渡船の運航状況について
まず特筆すべき情報として、長らく3航路の一つとして親しまれてきた「福本渡船」は、135年の歴史に幕を下ろし、2025年3月末をもって運航を終了したと報じられています。かつては最も安価な運賃で「1円ぽっぽ」とも呼ばれたこの航路の運航終了は大きな変化です。本ガイドでは現在運航中の2航路を中心に詳しく解説します。
現役航路①:駅前渡船 – JR尾道駅からの玄関口
運航会社と主な特徴
おのみち渡し船株式会社が運航。JR尾道駅からのアクセスが抜群。主に歩行者、自転車、125cc以下の原付バイク向けで、しまなみ海道を目指すサイクリストに絶大な人気。
航路詳細
尾道側「尾道駅前桟橋」と向島側「富浜桟橋」を結ぶ
料金・運航時間・頻度
旅客運賃:大人100円、小児50円
手荷物運賃:自転車10円、原付バイク10円(大人1名+自転車で計110円)
運航時間:概ね6時00分~22時10分
運航頻度:約10分〜12分間隔。
乗り場
尾道側:JR尾道駅改札出て左手すぐ「尾道駅前桟橋」(徒歩約3分)。
向島側:「富浜桟橋」。タクシー待機や路線バス停留所も近く便利。
輸送能力
歩行者、自転車、原付バイク(125cc以下)。自動車航送不可。
メリット
JR尾道駅からのアクセスが最も良い。サイクリストに非常に便利。運航頻度が高い。
デメリット
自動車や大型バイクは利用できない。
ポイント
駅近と自転車積載の手軽さが、鉄道で到着しサイクリングを開始する人に最適。向島側の富浜桟橋にタクシーが待機しているのも便利。
現役航路②:尾道渡船(兼吉渡し) – 多用途な海の道
運航会社と主な特徴
こちらもおのみち渡し船株式会社が運航。自動車も航送可能で、尾道市街中心部や商店街からのアクセスが良い。「兼吉渡し」の愛称で親しまれる。
航路詳細
尾道側「土堂桟橋」と向島側「兼吉桟橋」を結ぶ。
料金・運航時間・頻度
旅客運賃:大人100円、小児50円。
手荷物運賃:自転車10円、原付バイク10円
車両運賃:車長4m未満120円、5m未満130円(運転者1名の運賃を含む)
運航時間:6時00分~22時30分
運航頻度:約5分〜11分間隔(ラッシュ時は約5分間隔と非常に頻繁)
乗り場
尾道側:「土堂桟橋」
尾道本通り商店街の中心部に位置し、市役所や千光寺ロープウェイ山麓駅にも便利。
向島側:「兼吉桟橋」
映画『あした』のロケセットが待合所として利用され風情あり。タクシー営業所隣接。
輸送能力
歩行者、自転車、バイク、乗用車も航送可能。
メリット
自動車や大きな荷物も運べる。尾道市街中心部からのアクセスが良い。運航頻度が非常に高い。
デメリット
JR尾道駅からは駅前渡船に比べて少し距離がある。
ポイント
自動車を向島へ運びたい場合や、尾道市街地散策中心の方に便利。車両航送能力は住民生活や物流、自動車観光にも不可欠。
| 航路名 | 尾道側乗り場 | 向島側乗り場 | 大人料金 | 自転車料金 | 原付バイク料金 | 自動車航送 | 主な特徴 |
| 駅前渡船 | 尾道駅前桟橋 (JR尾道駅すぐ) | 富浜桟橋 | 100円 | 10円 | 10円 | 不可 | JR尾道駅からのアクセス最良、サイクリストに人気 |
| 尾道渡船 (兼吉渡し) | 土堂桟橋 (商店街中心部) | 兼吉桟橋 | 100円 | 10円 | 10円 | 可 | 車両航送可能、市街地中心部からアクセス良好、風情ある乗り場 |
尾道の渡し船をもっと楽しむ!乗船ガイド
尾道の渡し船利用は非常にシンプルです。
乗船券は不要!船内で現金払い
事前購入不要。船内で船員さんに現金で支払います。ICカードやクレジットカードは基本的に使用不可なので小銭を用意するとスムーズ。
乗り方はシンプル!特別な手続きは一切不要
桟橋で船を待ち、着岸したら案内に従い乗船。
自転車やバイクと一緒に
そのまま船内に乗り入れ可。別途手荷物料金10円程度。
自動車も航送可能(兼吉渡し)
車で向島へ渡るなら兼吉渡し(尾道渡船)。船員さんの指示に従い自動車を船の甲板へ。料金は車のサイズによる。
ペットとの乗船
明確な統一ルールは確認困難。安全のため事前に運行会社に確認するか、小型ペットはキャリーケース利用など配慮を。
短い船旅の風情を楽しむ
乗船時間はわずか3分〜5分。船上から坂の街・尾道の家並みや造船所、行き交う船、尾道大橋など海からの景色が広がり、潮風を感じながら船旅を満喫できます。
あなたにピッタリの尾道の渡し船は?目的別・選び方ガイド
現在、主に2航路です。旅の目的や状況で選びましょう。
| こんな時・こんな目的 | おすすめ航路 | ポイント・理由 |
| JR尾道駅到着!すぐに自転車で向島へサイクリングに出発 | 駅前渡船 | JR尾道駅から最短アクセス、自転車もそのまま乗船可。向島側富浜港はサイクリングロードへ接続良し。 |
| 尾道本通り商店街や千光寺周辺を散策後、向島へ渡りたい | 尾道渡船 (兼吉渡し) | 尾道側土堂桟橋が商店街中心部や市役所に近い。風情あるエリアからの乗船。 |
| 自動車で向島に渡りたい | 尾道渡船 (兼吉渡し) | 現役航路では唯一車両航送が可能。 |
| 向島の立花地区(立花食堂など)やUSHIO CHOCOLATLへ行きたい | 駅前渡船 | 富浜港からタクシー利用が便利。USHIO CHOCOLATLへはサイクリングまたはタクシー。立花方面バス乗り継ぎも。 |
| 向島の兼吉地区や「兼吉の丘」を訪れたい | 尾道渡船 (兼吉渡し) | 向島側兼吉港に到着し目的地に近い。映画「あした」ロケセット待合所も楽しめる。 |
歩行者・自転車・原付バイク料金は駅前渡船と尾道渡船(兼吉渡し)で大きな差はありません(大人100円、自転車・原付10円)。
尾道水道の変わらぬ魅力と尾道の渡し船の未来
尾道の渡し船に乗ることは、単なる移動以上の意味を持つ、歴史と生活の息吹を感じる短い時間旅行。船窓からの坂の街の家並み、造船所の響き、穏やかな尾道水道の風景は心に刻まれます。福本渡船の運航終了は時代の変化を感じさせますが、それだけに現役の渡し船の存在は一層貴重です。
これらの渡し船は尾道の風情を今に伝える大切な役割を担い、観光客にはしまなみ海道へのプロローグ、地元住民には日常の足。その未来は、利用によって支えられます。尾道旅行の際はぜひこの歴史ある海の道を利用し、その魅力を味わってください。それはこの街の魂に触れる忘れられない体験となるでしょう。

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