いくつもの島が連なるしまなみ海道の中でも、人気の島の1つとして知られる向島。
広島県の尾道から船に乗って5分ほどで到着するので、気軽に訪れることができます。
そんな向島に、大人気のチョコレート専門店があることをご存知ですか?
しまなみ海道に行って、わざわざチョコレート専門店に行く必要はあるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、あえてお伝えします。
是非ともわざわざ行っていただきたい人気のチョコレート専門店が、向島の山の上にあるのです。
今回は向島にある「USHIO CHOCOLATL ウシオチョコラトル」をご紹介します!
向島のチョコレート専門店:「USHIO CHOCOLATL」はこんな店!
尾道からの渡船が発着する船着場から車で10分ほど走り、山を上がって行きます。
自転車でもアクセスできますが、船着場から30〜45分ほどかかります。
細い道をさらに先へと進んでいくと、尾道市の公共施設「立花自然活用村」に到着します。
その建物の2階へ上がると、公共施設の建物から一変してオシャレな雰囲気のお店が登場します。
それが、「USHIO CHOCOLATL ウシオチョコラトル」です!
チョコレートの香りが漂うそのお店の中には工場もあり、そこでオリジナルのチョコレートが作られています。
このお店は、福岡から移住したという中村さんがしまなみで出会った仲間と一緒に3人でオープンしました。
でもいったいなぜこんな街中から離れた山の中だったのでしょうか?
それは、高台から海を見渡せる最高の立地であるこの場所が、当時何にも使用されていなかったことを知って決めたそうです。
非日常的な空気が漂うこの場所で、”まだ存在していない最高に美味しいチョコレートを作りたい”という3人の思いが、この「USHIO CHOCOLATL ウシオチョコラトル」に込められているのです。
USHIO CHOCOLATL
— MIYA@ぼぶ (@Bob_c_kat) August 13, 2021
(ウシオチョコラトル)
尾道市向島の山の上にあるチョコレートのお店。
え!?こんな道いくの?と細い道をぐんぐん進んで
え!?この建物!?と色々驚きがあるお店。チョコレートは美味い😋#写真好きな人と繋がりたい#ふぉと #広島 #尾道 #向島#USHIOCHOCOLATL pic.twitter.com/VMPASqFxve
向島「USHIO CHOCOLATL」のチョコレートへのこだわり
ウシオチョコラトルの最大の魅力は、カカオ豆の仕入れ、チョコレート作り、パッケージの製作そして販売まですべての工程が「USHIO CHOCOLATL」さん自らのオリジナル手法によって行われていることなのです。
では詳しく見ていきましょう。
チョコレート作りへの熱い情熱とこだわり
カカオ豆は、ガーナ、ベトナム、パプアニューギニア、ハイチなど豆の原産国へ直接訪れて仕入れしているという何とも驚きですよね!!
はじめは全く情報がないままに現地へ赴き苦労したそうなのですが、だんだんと人との繋がりができてきて、農園と直接契約ができるまでこぎつけたのだそうです。
全てのカカオ豆が直接仕入れられているわけではないそうですが、これからも探索は続けるという情熱が溢れています。
農園主さんと直接コミュニケーションをとることによって、そのカカオ豆の背景・思いを知り、それをアーティストさんのデザインに託してチョコレートという商品が出来上がる。
まさに人との繋がりによって生まれているオリジナルのチョコレートですよね。
コーヒーやワインは、風土によって異なる様々な特徴を持つ豆やブドウを使うことにより、産地独自の味から作り出される商品が生まれています。
チョコレートも同じように、どんな材料を使い、誰がどうやって仕込むのかにより独自の味が生まれると考えたそうです。
”まだこの世に誕生していないおいしいチョコレートを作りたい”という思いから、このチョコレート専門店が誕生したのです。
ところで、お店の名前である「チョコラトル」ってなんでしょうか?
調べてみると、この名前はメキシコ先住民がカカオ豆を潰して作ったお菓子や飲料のことを言うそうで、チョコレートの語源となっているそうです。
「USHIO CHOCOLATL」さんは、カカオ豆という原点からこだわるチョコレート作りをされているので、「チョコラトル」という名前がピッタリなのですね。
素敵なチョコレート商品たち
チョコレートは、基本はカカオ豆と砂糖だけを使うというシンプルな工程で作られています。
ウシオチョコラトルの商品は、手のひらサイズの六角形の板チョコです。
ベトナム、ガーナ、タンザニア、台湾など産地の名前がついたものから、柑橘ブレンド、レモン谷、カシューミルクなどの独特なチョコまであります。
パッケージは地元のアーティストの方などによって描かれており、そのチョコレートの特徴を表す可愛いデザインがされています。
チョコレートの魅力的な香りと相まって食べたくなること間違いなしですね!
大手のチョコレートメーカーさんが機械を使って調整する工程も、ウシオチョコラトルさんでは手作業によって行われています。
1つのチョコレートが出来上がるまで、1週間から10日かかるそうです。
数には限りがあるので売り切れる商品も続出しています!
この魅力的なチョコレートは、オンラインでも購入が可能なほか、日本全国の提携店でも販売されていますので、ホームページでチェックしてみてくださいね。
深夜ですがウシオチョコラトルのチョコをかじっています。うーん、デザインもだけど味も面白い。毎度やばめです! pic.twitter.com/yYDblzoNj2
— チョコレートジャーナリスト 市川歩美(AYUMI) (@ayumisroom) September 23, 2022
向島「USHIO CHOCOLATL」ではカフェも併設
この山の中の建物の2階にあるお店には、くつろげるカフェスペースも併設されています。
明るい窓から海が見渡せる絶好の場所に、ソファやテーブルが置かれており、リラックスしておやつを楽しむことができます。
素晴らしい景色を眺めながら、できたてのチョコレートをいただける幸せなひとときを過ごせます♪
飲み物はホット・アイスのコーヒーのほか、このウシオチョコラトル向島のお店でのみいただけるカカオ豆を使ったドリンクがあるのでご紹介します。
カカオミルク
カカオ豆を使ったオリジナルのシロップを牛乳で割って作られています。
スパイシーさとミルクの甘さが混ざり、スッキリした味わいです。
カカオソーダ
カカオ豆を使ったオリジナルのシロップをソーダで割ったドリンクです。
炭酸のシュワシュワ感が口の中に広がり、スパイシーで刺激的な味を楽しめます♪
そのほか、チョコレートへのこだわりを持つお店ならではの独自のチョコレートケーキも、この向島のお店限定商品ですので、是非試してみたいですね。
こんな寒い日になんでござるが、このジェラートはオススメでござる。
— しまなみジャパン【公式】 (@shimanami_japan) December 14, 2020
暖かいお店でステキな景色をぼんやりながめながら。
ホッコリタイムを満喫して欲しいでござるね。#shimanami_japan #ウシオチョコラトル#向島#しまなみjapan#shimanamijapan pic.twitter.com/rIj55u2bal
向島「USHIO CHOCOLATL」の基本情報
営業時間 | 11:00~16:00(ラストオーダー15:30) |
定休日 | 火・水曜日 |
電話番号 | 0848-36-6408 |
WEBサイト | https://ushiochocolatl.com/ |
駐車場 | あり |
テイクアウト | 可 |
住所 | 〒722-0071 広島県尾道市向島町立花2200 |
その他 | 工場へは公共交通機関を使ってアクセスすることができないので、車やタクシー、自転車などをご利用ください。 |
まとめ
チョコレートの材料であるカカオ豆からの工程を大切にしている向島のチョコレート専門店「USHIO CHOCOLATL」。
向島の山の上まで足を伸ばした先には、美味しいチョコレートと素敵な景色が待っています。
世界中にはたくさんのチョコレートショップがありますが、このお店でしか味わえないオリジナルの味とかわいいパッケージの六角形のチョコレートを是非楽しんでみてください♪