こんにちは!
レモンを栽培している柑橘農家に嫁いで、レモンに惹かれ、
レモンレシピをたくさん書いてまとめてきました。
しかし、レモンが美味しくなかったら、料理も美味しくならない!!
実はまだまだあまりレモンのことって知られていない?と、思うことがよくあるので、
今日は農家目線で美味しいレモンの見分け方を紹介したいと思います。
レモンを購入するとき、美味しいレモンをゲットしたい!という方必見です!
美味しいレモンとは?
レモンは、他の柑橘と違い、収穫時期で味や香りが違うという大きな特徴があります。
それに加えて、他の柑橘同様、栽培する農家さんによって、味が変化します。
そう、ひと口にレモン、瀬戸田レモンといっても、ものによって味が違うというのをまず知って欲しいです。
私が思う美味しいレモンとは
- 香りがよく
- 苦味のバランスが整っており
- 果汁が多い
もの。
では、次に、見た目やカットした時、どこを見ると良いかをご紹介します。
美味しいレモンの見分け方〜見た目編
ピカピカレモンを選ぶべし
レモンの大きな魅力はあの香り。その香りの良いレモンを選ぶなら、
傷のない、つるんとピカピカのレモンを選びましょう!
香りは、果皮の”油胞”という表面のつぶつぶ部分に詰まっています。
なので、表面のキメが細かいものにはたくさん香り成分が含まれているということなんです。
傷や黒い点などがあると、そこに油胞がなく、その分香りが弱くなります。
また、収穫してから時間が経てばたつほど少しずつ香りは抜けていくので、鮮度が良いものを選ぶのも重要です。
収穫したてのレモンは、果皮にはりがあり、つやっとしています。
そういう理由から、選ぶなら、傷がなく、表面がつるっとしたレモン、ということになるのです。
ピカピカレモンはワックスがかかっているわけではありません
「ピカピカしたレモンってワックスがかかっているんでしょ?」
時々勘違いされますが、それは間違いです!
ワックスをかけるともっと不自然なピカピカになりますし、安全性や消費者の声などから、
近年の国産農家さんや農協さんで、ワックスをかけている方は皆無だと思われます。
ではなぜピカピカになるかというと、レモンや柑橘は、表面に油胞があるため、その油脂の効果で布などで磨くとピッカピカのツルツルになるのです。
生産者が愛情込めて一つ一つ拭いて箱につめたりすると、もう、うっとりするくらいピカピカになるのです。
見た目がピカピカで、つるんとしたレモンは香りがいいだけではなく、愛情もこもっていると考えても良いと思います。
美味しいレモンの見分け方〜カットしたときの断面編
白い部分が多いと苦い
苦味が少ないレモンを選ぶなら、輪切りにしてみて、白い部分が少ないものを選びましょう。
レモンの苦味は、”白い部分”に多く含まれます。
なので、レモンを輪切りにした時、白い部分が少ない方が苦味が少ないのです。
この白い部分は栽培する過程で多くなったり少なくなったりします。
ある程度コントロールできるので、そのレモンを栽培した農家さんによって変化します。
ハウス栽培されたものは、路地ものに比べて比較的白い部分が少ないものが多いですが、やはり、生産者によるところが多いと思います。
白い部分が少なく身が詰まったものが果汁が多い
果汁の多さは、時期にもより、1〜3月頃が多いです。
あとは個体差。
輪切りにした時、白いところが少なく、果肉が詰まっていると、果汁が多いです。
若いグリーンレモンはまだ果皮が詰まりきれていないこともあるので、果汁は少なめです。
逆に、木にならしすぎると、実以外の種や葉に栄養がいくので、果汁が減ってきます。
美味しいレモンに出会うコツ
お店に売っているものは、カットできないじゃん!
と言うことになると思います。
それに対しての秘策!?は、産地や生産者を意識して選ぶということ。
言い換えると、美味しいレモンに出会うには、美味しいレモンができる産地や生産者に出会うことが重要です。
ではどうすればいいのか。
- 産直など生産者の名前が書いた販売元で購入する
- 農家さん直のオンラインショップを利用する
- 地域のブランドを意識してレモンを選ぶ
ことが考えられます。
それを意識して、購入して、美味しいレモンに出会うまで、いろんな生産者から購入してみてください。
そして、「この農家さんのレモン、美味しい!」と思えばその農家さんを追いましょう!
そうすれば、一生自分好みのレモンに困らないこと間違いなし。
たかがレモン、されどレモン。特にレモンを皮ごと使う料理なんか本当に味が変わります。
美味しいレモンの見分け方 まとめ
まず、見た目で
- 果皮のキメが細かく、つるんとピカピカで傷がない、はりがあるレモン
を選びましょう!それで大体はいいレモンがゲットできるはずです。
次に、輪切りにした時、
- 輪切りにした時、白いところの量が少ないものが苦味が少ない
- 実がしっかり詰まっているものが果汁が多い
レモンです。
また、美味しいレモンに出会うコツとしては、産地や生産者を意識して購入すること。
お気に入りの生産者に出会い、その方から購入すると一生美味しいレモンに困らないはず。
是非、お好みのレモンをゲットして、美味しい料理や生活に生かして欲しいです!