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「尾道三部作」聖地巡礼ガイド!映画の舞台となった美しいロケ地を訪ねて

「大林宣彦監督の尾道三部作、大好き!」
「映画に出てきたあの坂道、あの風景を実際に見てみたい!」
「でも、ロケ地ってどこにあるの?どうやって巡ればいいのかな?」

そんな「尾道三部作」ファンのあなたへ、とっておきの聖地巡礼ガイドをお届けします。

この記事では、不朽の名作「尾道三部作」のロケ地となった美しい場所を巡り、映画の世界観を追体験するための情報が満載です。各作品の印象的なシーンが撮影された場所や、その現在の様子、アクセス方法などを分かりやすくご紹介。

これを読めば、あなたも映画の主人公になった気分で、尾道の街を巡る旅に出かけられるはず!実際に聖地巡礼をする際の準備やマナー、さらに尾道をもっと楽しむための立ち寄りスポット情報も網羅しています。

さあ、カメラと作品への愛を胸に、あの感動のシーンが生まれた場所へと足を運んでみませんか。

目次

あの感動を再び!尾道三部作のロケ地を巡る旅へ

大林宣彦監督が愛した故郷・尾道。この美しい港町を舞台に描かれた「尾道三部作」――『転校生』(1982年)、『時をかける少女』(1983年)、『さびしんぼう』(1985年)――は、日本の青春映画史に輝く珠玉の名作たちです。今も多くの映画ファンの心を捉え、世代を超えて愛され続けていますよね。

これらの作品の魅力は、単に美しい風景の中で物語が展開するだけでなく、尾道特有の坂道や路地、きらめく尾道水道といった風景そのものが、登場人物たちの心の動きや物語と深く結びついているところにあります。

思春期の揺れる心、淡い初恋、切ない別れ…そんな普遍的なテーマを、ノスタルジックで幻想的な映像美で描き出したこれらの映画は、観る人の心に深い余韻を残します。

このガイドでは、そんな「尾道三部作」のロケ地を巡り、映画の世界観を追体験するためのヒントをお届けします。映画のシーンと現在の風景を重ね合わせながら、物語をより深く味わう旅に出かけましょう。

尾道三部作の聖地巡礼の前にチェック!

映画の世界に浸る前に、まずは聖地巡礼をスムーズに楽しむための準備と、大切な心構えを確認しておきましょう。

尾道へのアクセス&市内の移動方法

尾道への旅のスタートは、JR「尾道駅」か、山陽新幹線「新尾道駅」から。

東京や大阪など主要都市からは新幹線が便利です。「新尾道駅」は「こだま」のみの停車なので、「福山駅」で在来線(山陽本線)に乗り換えて「尾道駅」へ向かうのが一般的。飛行機なら広島空港が最寄りで、空港から尾道駅へはリムジンバスが運行しています。

尾道は駐車場が少なく道も狭いので、車なしでの観光がおすすめです。公共交通機関と徒歩を組み合わせることで、映画の登場人物と同じ視点で街を体験できますよ。市内の移動は、映画のロケ地の多くが坂道や細い路地に点在しているため、基本的には徒歩がメイン。歩きやすい靴が望ましいですね。

坂道や階段が多い場所では、「おのみちバス」や「千光寺山ロープウェイ」を上手に使うと楽ちんです。向島への移動には「渡船」が欠かせません。レンタサイクルも尾道駅周辺にあるので、行動範囲を広げたい時に便利です。

ロケ地マップはどこで手に入る?

聖地巡礼をより楽しむには、ロケ地マップがあると心強いです。JR「尾道駅」構内にある観光案内所や、「おのみち映画資料館」などで、「おのみちロケ地案内図」が手に入ることがあります。

尾道観光協会の公式サイト「おのなび」で観光地図のPDFをダウンロードしたり、郵送で取り寄せることも可能です。ファンが作成したブログやSNSの情報も、最新の現地の様子や詳しいアクセス方法を知るのに役立ちます。

巡礼を楽しむためのマナー

映画の舞台となった場所の多くは、今も人々が暮らす住宅街や学校、私有地です。聖地巡礼の際は、地域の方々への感謝と敬意を忘れず、マナーを守ることが何よりも大切。

私有地・学校への無断立ち入りはNG

学校施設を見学したい場合は、必ず事前に学校に許可を得るか、公開されている機会を利用しましょう。

写真撮影の際は、人物や私有地が写り込む場合に配慮を

無断撮影は避け、許可を得るようにしましょう。三脚の使用が制限されている場所もあります。

また、市内は狭い道や坂道が多いので、通行の妨げにならないように注意しましょう。

これらのマナーを守り、地域の方々との良い関係を築くことが、聖地巡礼という素敵な文化を未来へ繋いでいくためにとても重要です。

【作品別】尾道三部作の主なロケ地を訪ねてみよう!

さあ、いよいよ映画の世界へ。各作品の印象的なシーンが撮影された場所を巡ってみましょう。

『転校生』(1982年)~心が入れ替わった、あの場所へ~

尾美としのりさん演じる一夫と、小林聡美さん演じる一美。二人の心と体が入れ替わってしまうファンタジックな物語は、今見ても新鮮ですよね。

御袖天満宮(みそでてんまんぐう):運命の石段

映画の中で最も有名なシーンの一つ、一夫と一美が石段から転げ落ちて心と体が入れ替わってしまう場面が撮影されたのがここ。

急な勾配の美しい石段は、今も多くの映画ファンが訪れる聖地です。映画の感動を胸に、石段の上から尾道の街を眺めてみては。

アクセス:JR尾道駅からバス「長江口」下車、徒歩約5分。千光寺山ロープウェイ山麓駅からも徒歩約5分

千光寺公園とロープウェイ:二人が見た景色

映画の冒頭、一夫が8mmカメラで尾道の風景を撮影していた場所や、二人がロープウェイに乗るシーンなど、千光寺公園とその周辺は『転校生』に度々登場します。ロープウェイからの眺めは、映画の導入シーンを追体験するのにぴったり。

尾道市立長江小学校:学び舎の記憶

一夫と一美が通う中学校の主なロケ地として使われました。現在も現役の学校なので、見学の際は必ず事前に学校の許可を得るか、敷地外からの見学に留め、生徒や学校関係者の迷惑にならないよう最大限の配慮を。

『時をかける少女』(1983年)~時を超えた、出会いの場所~

原田知世さん演じる主人公・芳山和子がタイムリープ能力を身につけ、未来から来た少年と出会うSF青春ロマン。切ないストーリーと映像美が心に残ります。

艮神社(うしとらじんじゃ):時をこえるクスノキ

物語の鍵を握る場所として登場。境内にある樹齢900年とも言われる巨大なクスノキは、映画の神秘的な雰囲気を象徴する存在です。神社の真上を千光寺山ロープウェイが通過する光景も映画のまま。

アクセス:千光寺山ロープウェイ山麓駅のすぐ隣

竹原町並み保存地区:もうひとつの舞台

実はこの映画、尾道だけでなく、お隣の竹原市の美しい町並み保存地区でも多くのシーンが撮影されました。和子の通学路や日常の風景として、江戸時代の面影を残す商家や白壁の道筋が効果的に使われています。

映画冒頭のタイトルバックや、西方寺の石段、物語の鍵を握る胡堂(恵比須堂)、堀川吾朗の家として登場した「お好み焼 ほり川」など、見どころ満載です。

アクセス:尾道から竹原へはJR呉線などを利用。約1時間~1時間半程度

タイル小路:記憶の欠片

和子が自転車で駆け抜けたりする印象的なシーンで登場する、地面にタイルが埋め込まれた小路。御袖天満宮の参道近く、福善寺近辺にあります。

映画公開から時間が経ち、一部のタイルは現存するものの、周囲の雰囲気は変わっている可能性も。映画の断片を探すように散策してみて。

『さびしんぼう』(1985年)~ノスタルジックな面影を求めて~

写真好きの高校生ヒロキ(尾美としのりさん)と、彼が撮影した写真から現れた謎の少女「さびしんぼう」(富田靖子さん)、そしてヒロキが憧れる同級生・橘百合子(富田靖子さん・二役)との間で揺れ動く、幻想的で切ない青春ファンタジー。

西願寺(さいがんじ):ヒロキの家とさびしんぼうの階段

物語の中心となるヒロキの実家のお寺として使われました。雨の中、さびしんぼうがヒロキを待つ石段のシーンなど、多くの名場面がここで撮影されています。

映画の雰囲気を色濃く残す聖地ですが、現在も檀家を持つ一般の寺院なので、見学の際は静かに、最大限の配慮を。

アクセス:尾道駅から自転車で約15分ほどですが、坂道や階段が多いので注意

福本渡船:尾道水道を渡る風情

ヒロキが自転車で百合子を追いかけるシーンなどで効果的に使われています。尾道と向島を結ぶこの渡船は、今も市民や観光客の足として活躍中。尾道の日常風景を感じられます。

アクセス:JR尾道駅から徒歩約3分

向島・津部田の坂道:みかん畑の記憶

ヒロキと百合子が自転車を押しながら語り合う、海とみかん畑が広がる美しい坂道は、向島の津部田地区で撮影されました。渡船で向島に渡った後、津部田地区へ。少しアクセスが大変かもしれませんが、映画の美しいシーンが蘇るはず。

学校:尾道北高等学校、日比崎中学校

ヒロキが通う男子校として尾道北高等学校が、橘百合子が通う女子高として尾道市立日比崎中学校がロケ地として使われました。どちらも現役の学校なので、敷地内への無断立ち入りは絶対に避け、見学は事前に学校の許可を得るか、外観のみに留めるなど配慮を。

ちょっと寄り道:「新・尾道三部作」のロケ地も

大林監督は「尾道三部作」の後も、尾道を舞台にした『ふたり』(1991年)、『あした』(1995年)、『あの、夏の日〜とんでろ じいちゃん〜』(1999年)という「新・尾道三部作」も制作しています。

『ふたり』では浄土寺や土堂小学校などが、『あした』では向島の呼子浜の岬や因島の三庄小学校が、『あの、夏の日』では岩子島海水浴場などが印象的に使われました。

時間に余裕があれば、これらの作品のロケ地を巡るのも、また違った尾道の魅力に触れられるかもしれません。

尾道三部作の聖地巡礼と一緒に楽しみたい!尾道の魅力スポット

ロケ地巡りの合間には、映画の雰囲気に浸れるカフェで一息ついたり、尾道ならではのグルメを味わったり、お土産を探したりするのも楽しいものです。

映画の雰囲気に浸れるカフェ&グルメ

尾道本通り商店街やロケ地周辺には、映画のワンシーンを思い起こさせるような素敵なカフェや、美味しい飲食店がたくさんあります。

茶房こもん

『転校生』や『ふたり』にも登場した老舗のワッフル専門店。千光寺山ロープウェイ乗り場のすぐ近く。

からさわ

昔ながらの手作りアイスモナカが名物。尾道水道を眺めながら味わうのがおすすめ。

尾道ラーメン店

「尾道ラーメン たに」や「尾道ラーメン 壱番館」など人気店が多数。

おやつとやまねこ

レトロな瓶に入った「尾道プリン」が大人気。

尾道本通り商店街の飲食店

「パン屋航路」や「あくびカフェー」など、魅力的なお店がいっぱい。

尾道ならではのお土産

聖地巡礼の記念に、尾道らしいお土産を選んでみてはいかがですか。

尾道帆布

「工房おのみち帆布」や「彩工房」の丈夫でおしゃれなバッグや小物。

猫グッズ

「あめかんむり」や猫の細道の「Le chat」などで、可愛い猫モチーフの雑貨を。

柑橘系商品

「島ごころ」のレモンケーキや「松愛堂」のはっさく大福など、瀬戸内の爽やかな味。

ONOMICHI U2 SHIMA SHOP

センスの良い雑貨や地元の特産品が揃っています。

まとめ:尾道三部作の聖地から、しまなみ海道の風を感じて

この記事では、大林宣彦監督の「尾道三部作」のロケ地を巡る聖地巡礼ガイドをお届けしました。映画のシーンに思いを馳せながら尾道の美しい街を歩けば、新たな感動が生まれることでしょう。

尾道は、これらの映画の舞台となったノスタルジックな風景だけでなく、サイクリストの憧れ「しまなみ海道」の玄関口でもあります。

  • 映画に登場した坂道や高台から望む景色は、しまなみ海道へと続く海の道の始まりを感じさせます。
  • 『さびしんぼう』でヒロキが渡った向島は、しまなみ海道最初の島。映画の場面を辿りつつ、サイクリングのスタート地点の空気に触れられます。

「尾道三部作」の聖地巡礼は、映画の感動と共に、尾道の街の魅力、そしてその先に広がるしまなみ海道への旅への期待感を高めてくれるはず。このガイドを手に、あなただけの特別な物語を見つけに、尾道、そしてしまなみ海道への旅へ出かけてみませんか。

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