突然ですが皆さん、どんな花がお好きですか?
日本では、春のサクラ、梅雨時のアジサイ、夏のひまわり、秋のコスモスなどその季節を代表する花がいくつか思いあたりますよね。
そんな花々の中において、ゴールデンウィーク頃のお出かけ日和に見ごろを迎える花をご存じでしょうか。
そうです。「藤の花」なんです。
藤の花と言えば藤棚。
紫の藤の花穂が頭上に垂れ下がってできる藤のトンネルは、見ごたえ抜群です。
そして、そんな見ごたえ抜群の藤棚が大三島にもあること知ってましたか?
そこが大三島藤公園です。
名前に「藤」が付くだけあって、中国四国地方を代表する藤棚がありますよ。本記事では、その「大三島藤公園」について紹介いたします。
大三島藤公園で見られる、美しい藤の世界
大三島藤公園は、大山祇神社や道の駅御島と道を挟んで向かい側にある公園です。
藤公園と名付けられているだけあって、見ごたえがあり幻想的な藤棚があります。
300mの藤棚に約160本もの三尺フジと呼ばれる長い花穂を垂れる種類の藤が植えられています。
全国各地にある有名な藤棚に肩を並べ、中国四国地方では間違いなくその代表といえる藤棚でしょう。
藤の花の開花は4月中旬から5月上旬で、特に4月下旬からのゴールデンウィーク頃が1番の見頃になります。
このころの天気は過ごしやい気候ですが、天気が良いと陽射しがきつく感じられます。
そんな時、この藤棚の中に入ると涼しく感じられ、非常に心地良い空間です。
一面の紫が視界に入ってきますが、紫色の心理効果に「想像力をかき立て感性を豊かにする」「緊張や不安を癒し穏やかな気分を与える」があると言われています。
藤棚の中にはところどころに広めのベンチが置かれており、そこで穏やかな気分で休憩したりお弁当を食べたりするのもいいかもです。
「鬼滅の刃」で取り上げられたことで注目されている藤の花。
古来から魔除けとして縁起が良いとされてきており、作中でも鬼が嫌う花として藤の花が登場しました。
そんな幻想的で怪しげでもあり美しさを放つ藤棚には、見頃の季節になると聖地巡礼するファンの方々も多いそうです。
大三島藤公園の見所は、藤の花だけじゃない!
大三島藤公園は、藤公園という名前ですが、藤の花以外にも四季折々の見ごたえのある花が咲き乱れています。
春はフジ、ボタン、サクラ、夏はアジサイ、バラ、秋にはバラが咲き誇り来園者の目と心をを楽しませてくれます。
やっぱり、四季折々の花って五感を刺激してくれていいですよね。
日本に生まれてよかったって思うひと時です。
大三島藤公園に来たなら、「藤まつり」にも参加しよう!
300mの藤棚の周辺で野点茶会が行われたり、ご当地グルメが楽しめる屋台村や子供たちも楽しめるお店もたくさん出店されます。生花展・野菜や花の苗の即売コーナーもあります。
また、出店での買い物だけでなく、海道夢太鼓演奏、フォルクローレ演奏、ハープ演奏の他、イベント会場では様々な催しがあり、目で見たり耳で聞いたりして楽しめます。
同時開催の大三島参道マーケットでは、歴史ある大山祇神社の参道をグルメ、音楽、ハンドメイド雑貨、作品展示など様々なブースが参道を彩ります。
300mの幻想的な藤棚とお祭りのにぎやかな雰囲気で楽しさ倍増すること間違いなしですね。
大三島藤公園の基本情報
大三島藤公園は、大三島美術館を中核とし、東側は長さ約300mの藤棚をメインにバラ・桜などの花木や芝生を張った洋風な感じの公園、西側は白壁に囲まれた枯山水公園で花王ボタン・アジサイなど、花を中心とした日本庭園を楽しむことができる和風な感じになっています。
催事としては、毎年ゴールデンウィーク頃に藤祭りが開催されています。
四季折々の花木の美しさは格別で、訪れる人の憩いの場にもなっています。
全国的な観光地としてはまだ有名ではないので、大三島で花々を楽しむなら穴場的スポットです。
所在地
愛媛県今治市大三島町宮浦9100-1
アクセス
車で 大三島ICから約10分
自転車で 生口島側から 最寄サイクリングターミナル:上浦レンタサイクルターミナル
今治側から 最寄サイクリングターミナル:しまなみの駅 御島
入場無料、無料駐車場(50台)、年中無休
まとめ
大三島藤公園、いかがだったでしょうか。
大三島と言えば、大山祇神社があまりにも有名です。
大山祇神社が有名すぎてそこでお腹いっぱいになりがちですが、実はその大山祇神社の目と鼻の先にこんなに魅力的な公園があったんです。
折角足を運ぶならちょっと欲張って藤まつりも一緒に楽しめたら祭り気分も相まって最高ですね。
藤の花の花言葉は、「優しさ」「歓迎」「決して離れない」「恋に酔う」です。
次のゴールデンウイークは、幻想的な藤棚のトンネルに入って優しさに包まれてみてはいかがでしょうか。
そして、ついでに藤の花の魔除け効果でコロナが終息するといいですね。