尾道港の目の前にドーン!とあるのが「向島」。しまなみ海道最初の島です。
尾道の坂の上から見ると、その近さがよくわかりますよ。
向島(むかいしま)と尾道の間にある尾道水道は、大きな川に見えますが・・・海です!
泳いではいけません。
その向島と尾道の間には、フェリーや渡船が頻繁に行きかっています。
この記事では、向島~尾道のフェリー・渡船の情報をご紹介します。
尾道〜向島はフェリー・渡船がオススメ!
尾道から向島までは、尾道大橋を使って車や自転車で渡ることができます。
ただ、向島へ渡るにはフェリー・渡船がオススメ!
フェリー・渡船をおすすめする3つの理由
- しまなみ海道の尾道大橋は少し離れていて、目の前にある向島まで大回りする必要がある。
- 自転車の場合、尾道大橋は交通量も多く、歩道も狭いため危険。
- 国道2号線・尾道大橋は結構込み合う。
なので是非ともフェリー・渡船を使っていきましょう!
通勤通学の足にもなっている尾道~向島のフェリー・渡船は、「日本一短い船旅」とも言われています。
対岸までわずか4~5分で到着します。
10~12分間隔で運行していて、ラッシュ時には5分間隔など、都会の電車並みの頻度です。
運賃は60円~100円程度なので気軽に向島へ渡れますね。
乗り場は尾道駅の近くにあります。尾道観光の前後にぜひ乗ってみてください。
新幹線の「新尾道駅」は3.5kmほど離れていますので、福山駅で在来線に乗り換えたほうが楽です。
自転車・バイク・車も乗れますので、そのまま「しまなみ海道」の旅を楽しめますよ。
向島〜尾道のフェリー・渡船は3種類ある!
尾道と向島の間には3本のフェリー航路=3社の渡船があります。
- 駅前渡船
- 福本渡船
- 尾道渡船
尾道駅より3分から~15分の距離に3つの桟橋があり、それぞれ頻繁に往復しています。
それぞれの渡船に特徴が少しずつありますので、旅の行程や、徒歩・自転車・車など利用方法に合わせ選んでみてください。
運賃の支払い方法
- 運賃は船内で支払います。
- スイカなどの交通系ICカード、クレジットカード等は使えません。
- 乗船前に小銭を用意してください。
では、それぞれを詳しく見ていきましょう!
尾道〜向島のフェリー:駅前渡船
尾道駅から徒歩3分の1番近い渡船です。
歩行者と自転車・125㏄以下のバイクのみ乗ることができます。
対岸には向島にある造船所のクレーンが立ち並んでいます。
駅前渡船情報
運行会社 | 向島運航 |
航路 | 尾道~向島航路 |
港 | (尾道)尾道駅前港~(向島)富浜港 |
時刻表 | 始発 6:00 最終:向島発22:00 尾道発22:10 約12分間隔 約5分で到着 |
運賃 | 大人100円 子供50円 自転車・バイク+10円 |
尾道側の乗り場
JR尾道駅から徒歩3分。駅から1番近い乗り場です。
向島側乗り場
向島側の乗り場にはタクシーが数台待機しています。
向島観光に便利ですよ。
<太平交通>
所在地 | 〒722-0073 広島県尾道市向島町232-27 |
電話番号 | 0848-44-1600(24時間対応) |
HP | https://taihei-kotsu.com/ |
<備三タクシー>
所在地 | 〒722-00522 広島県尾道市向島町1-5 |
電話番号 | 0848-44-0505 |
HP | https://www.bisan.jp/ |
尾道〜向島のフェリー:福本渡船
尾道~向島間の最安値のフェリーです。
1番歴史の古い渡船で、地元では「1円ぽっぽ」と呼ばれ、親しまれています。
大林亘彦監督の映画にも出てきますよ。
日曜はお休みなのでご注意ください。
福本渡船情報
運行会社 | 福本渡船(1円ぽっぽ) |
航路 | 尾道~向島 |
港 | (尾道)土道港~(向島)小歌島港 |
時刻表 | 始発6:30 最終20:10 約10分間隔 所要時間3分 日曜運休(気を付けてください) |
運賃 | 大人60円 子供30円 自転車+10円 バイク+20円 車両4m未満90円 5m未満100円(運転手1名込み) |
尾道側乗り場
尾道駅より徒歩5分。商店街の入り口近くです。
向島側乗り場
向島側乗り場は少しアクセスが悪いのですが、その分、運賃がお安くなっています。
尾道〜向島のフェリー:尾道渡船
地元では「賢吉渡し」「公営渡船」とも呼ばれています。
尾道駅から15分と少し離れていますが、商店街や千光寺・猫の細道などの観光コースには1番近い渡船です。
観光のあとに乗るにはちょうどいいかもしれませんね。
ここは朝ドラ「てっぱん」のロケ地に使われました。
また、向島側では「住田製パン所」や人気のサイダーを作っている「後藤鉱泉所」など、話題の店が点在する地域に乗り場があるため、ここを訪れたい方は尾道渡船がオススメです。
ただ、しまなみ海道からは少し遠くなりますのでその点はご注意を!
尾道渡船情報
運行会社 | 尾道渡船(賢吉渡し) |
航路 | 尾道~向島 |
港 | (尾道)土道~(向島)賢吉 |
時刻表 | 始発 6:00 最終 向島発22:25 尾道発22:30 5~10分間隔 所要時間約4分 |
運賃 | 大人100円 子供50円 自転車・バイク +10円 車両4m未満120円 5m未満130円(運転手1名含む) |
尾道側乗り場
尾道駅より徒歩15分。商店街にも近いです。
向島側乗り場
3つの渡船乗り場の中で1番東寄りで、話題の店が多くある地域です。
尾道〜向島のフェリー・渡船3社:目的・タイプ別まとめ
尾道駅からそのまま向島に行きたい
駅から徒歩3分と、駅から1番近い「駅前渡船」がおすすめ!
船もすぐにきますよ。
車で渡りたい
「尾道渡船」と「福本渡船」が自動車も載せられます。
福本渡船は日曜運休なのでご注意くださいね。
大型バイクに乗ってきた
駅前渡船は125ccまでしか乗れませんので、「福本渡船」と「尾道渡船」を利用しましょう。
福本渡船は日曜お休みです。
千光寺や猫の細道など、観光のあとに島へ行きたい
千光寺や猫の細道などの観光地を巡った後に1番近いのは「尾道渡船」です。
千光寺方面から下ってきて、線路と国道を渡りまっすぐ行くと商店街の中ほどに着きます。
商店街を横切って道なりに行くと「尾道渡船」の乗り場です。
歩きやすい靴で行きましょう。
ハイヒールはやめた方がいいですね。
向島側も話題のスポットが多い地域に乗り場があります。
ただ、しまなみ海道からは少し遠くなります。
商店街を散策したあとに乗りたい
尾道駅を出て、左に行くと本通り商店街です。
入り口に近い方が「福本渡船」、中ほどに「尾道渡船」の乗り場があります。
散策して近い方へどうぞ!
自転車を借りてしまなみ海道を堪能したい
瀬戸内海の潮風を浴びながらのサイクリングは気持ちいいですよね♪
「駅前渡船」乗り場のすぐ近くに「しまなみジャパン」のレンタサイクルターミナルがあります。
駅を降りてすぐ、自転車を借りて出発できます。
自転車の種類も多く、ヘルメットも貸してくれますし、途中の島で乗り捨てもできますよ。
とにかくフェリー料金が1番安い船がいい
なんといっても「福本渡船」!
大人60円 子供30円 自転車+10円 バイク+20円 車両4m未満90円 5m未満100円(運転手1名込み)です。
番外編:向島(歌港)〜尾道(戸崎港)までのフェリー
向島の歌港から対岸にある尾道市浦崎町の戸崎港を結ぶ歌戸運航のフェリーです。
運行会社 | 歌戸運航(歌フェリー) |
航路 | 向島~浦崎 |
港 | (向島)歌~(浦崎)戸崎 |
時刻表 | 平日 6:30~19:30 日祝 7:00~18:00 所要時間約5分 |
運賃 | 大人170円 小児90円 自転車30円 原付バイク60円 自動二輪90円 車両4m未満270円、5m未満310円(運転手1名含む) |
このフェリーには珍しいシステムがあります。
なんと、桟橋のボタンを押すと対岸からすぐに迎えに来てくれるんです!
手を上げると停まってくれるタクシーみたいですね。
<歌港フェリー乗り場>
<戸崎港フェリー乗り場>
まとめ
今回は、尾道~向島間のフェリー情報をご紹介しました!
尾道から出る3本の航路。
尾道を出港すると、前方には造船所のクレーンが並び、後ろには斜面に張り付いた家並みが見えます。
所要時間5分ほどでとっても近いので、景色を眺めているうちに着いちゃいます。
歌港フェリーは浦崎地区への近道です!陸路で行くより向島経由のほうが距離は半分ほどになりますよ。
向島から始まるしまなみ海道の旅をぜひ楽しんでくださいね♪