大島でしまなみの潮流体験!「宮窪瀬戸潮流体験船」と「来島海峡急流観潮船」

瀬戸内海は、島々が密集して連なっているため一見おだやかなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

ですが実は、狭い海峡を進むと、“日本屈指の海の難所”ともいわれるほどの激しい潮流があります!

日本最大の海賊といわれる村上海賊は、この激しい潮流のなかで活躍していました。

潮流を知り尽くしていたからこその活躍かもしれません。

大島には、この潮流を間近で体験するツアーがあります!

ぜひ海賊気分を味わってみませんか!?

ここでは大島にある、船に乗って海を周遊することのできる2つの潮流体験をご紹介します。

目次

村上海賊をめぐる船旅「宮窪瀬戸潮流体験」

引用元:今治地方観光協会(https://www.oideya.gr.jp/spot-c/itomuseum/)

能島水軍で予約のできる「宮窪瀬戸潮流体験」では、大島と伯方島の間を流れる急流・潮流を体感できます。

この潮流体験の見どころは、なんと言っても潮流の速さと激しく波立つ早潮でしょう!

潮流の音を間近で聞いたことがありますか?

「ゴゥーーッ、ゴゥーーッ!」という潮鳴りとともに、迫力ある美しい景色を一番近くで体感できます。

途中エンジンを切ると潮流に巻き込まれるかのごとく、川に落ちた笹舟のようにクルクルと回転していきます。

それはもうスリル満点!

熟練の船頭さんが軽快な舵さばきで波をかき分け進む船は、きっと他では味わえないでしょう!

この宮窪瀬戸潮流体験では、他にも村上海賊をめぐる船旅を体験できます。

ルートはこちら↓↓

今治市村上海賊ミュージアム前から出発し、観潮船で能島城跡→船折瀬戸→見近島→伯方・大島大橋。

それぞれどんな見所があるか見ていきましょう!

引用元:能島水軍HP(http://www.noshima.jp/choryu)

能島城跡

能島は、大島の沖合に浮かぶ周囲720mほどの小さな無人島で、能島村上氏が居城した代表的な海城の跡があります。

能島村上氏といえば「日本最大の海賊」と呼ばれていますよね。

能島の周囲の渦巻く潮流は最大の難所であり、こんな場所にお城!?と思ってしまいますが、海を守っていた村上水軍にとってはどうってことありません。

能島は天然の要塞ともいえる城だったのです。

岩礁には船かくしや、船をつなぐ為の柱穴が残っています。

船折瀬戸

伯方島と鵜島の間の狭い瀬戸です。

ここの潮流体験がとにかくすごい!

クルージング一番の見所と言ってもいいでしょう!!

船も折れるほどの潮流が川のように流れることから、船折瀬戸と言われるんですね!

能島と向かい合わせにある鶏小島(白灯台)もクルージングします。

この島に住むといわれる金鶏の声を正月に聞くと幸せになれるという“伝説の残る島””と言われていますね。

船折瀬戸・鶏小島の詳しくはこちら!

見近島

見近島は、能島村上海賊の駐屯地となった無人島です。

現在は、キャンプができる公園もある島なんです。

見近島は、伯方・大島大橋から遊歩道を通って降りられますが、実は車では渡ることができない島なんです。

そんな島を船から見れるのはいいですよね。

見近島はこちらの記事でも取り上げています!

伯方・大島大橋

伯方島と見近島の間に架かる325mの伯方橋と、見近島と大島との間に架かる840mの大島大橋の総称。

桁橋と吊橋という異なる形状の橋が一本になっています。

いかがですか?

約40分のクルージングは、しぶきを上げる潮流と激しい音で大迫力なこと間違いなし!!

「宮窪瀬戸潮流体験」の予約は、物産館兼魚食レストラン「能島水軍」で受付していますので、ぜひ体感してみてくださいね。

スクロールできます
営業時間9:00~16:00(最終受付16:00)
※11:00〜15:00 (物産館兼魚食レストラン「能島水軍」)
定休日月曜日
電話番号0897-86-3323(物産館兼魚食レストラン「能島水軍」)
料金大人(中学生以上)1500円/小人(小学生)700円/小学生未満無料
※JAF会員証提示、障がい者手帳提示にて100円引き、団体15名様
住所 〒794-2203 愛媛県今治市宮窪町宮窪1293−2
備考※2名以上乗船で運航(1時間間隔)定員40名まで
※10名以上の場合要予約


 

レストランでは、名物の海鮮バーベキューの他、海鮮丼やカレーライスなど色々なメニューがあります。

また、すぐ近くには「村上海賊ミュージュアム」もありますので、ぜひ寄ってみてくださいね♪

日本三大急潮流を体験「来島海峡急流観潮船」

引用元:今治地方観光協会(https://www.oideya.gr.jp/spot-c/itomuseum/)

もう一つオススメなのが、「来島海峡急流観潮船」です!

今治市と大島との間にあるのが来島海峡。

日本三大急潮流のひとつ、来島海峡の急流を間近で体験していただける観潮船になっています!

来島海峡は、古くから「一に来島、二に鳴門、三と下って馬関瀬戸(ばかんせと=関門海峡のこと)」と船乗りたちに恐れられてきた場所です。

とくに大潮の日には、狭い海域に複雑な地形によって潮流が速度を増して最大10ノット(18.5km)にもなるそう!

潮の流れは、激しく、渦潮と泡立つ海水の迫力に圧倒されます!

これが間近で見られるのは珍しいですね。

約45分のコースとなっており、こちらでは来島海峡に浮かぶ村上海賊のゆかりの島々などを観潮船でクルージングします。

ルートはこちら↓↓

来島→小島→馬島→波止浜の造船所

それでは、こちらのひとつずつ見ていきましょう!

引用元:株式会社しまなみHP(https://imabari-shimanami.jp/)

来島海峡大橋

来島海峡大橋は、しまなみ海道で最大の規模を誇る橋です!

世界初の3連吊橋としても有名です。

なんとこの観潮船では、この長さ約4㎞の来島海峡大橋をくぐる「橋くぐり」を体験できますよ。

この三連吊り橋である来島海峡大橋を真下から見られる光景は、船からでしか味わえない景色ですね!

小島

小島(おしま)は周囲約3kmほどの小さな島です。

日清戦争当時の芸予要塞の砲台跡などがあります。

他にも赤煉瓦の兵舎、火薬庫などの施設がほぼ当時のままの姿で残されていたりして歴史を感じますね。

遊覧と島に上陸する体験がセットになったコースもあり、小島にも寄ることができますよ。

馬島

来島海峡大橋の中間に位置する島です。

島の周囲は来島海峡の激しい潮流が流れており、とくに島の南側に現れる“八幡渦”と呼ばれる渦潮は、すごく迫力があります!

急流に負けじと舵を取る船が間近で見られたり、潜水艦が海面に浮上するところが見れるかもしれません。

こちらの馬島も、遊覧と島に上陸する体験がセットなったコースで選べる島のひとつになっていますよ。

今治造船所群

今治の象徴である造船所群を見られます。

今治造船所は日本最大鉄の使用量はトヨタに次ぐ第2位なんですって。

こんなに近くで体験できることは、あまりないのではないでしょうか!

どれも貴重な体験になること間違いなしなので、一度乗ってみてくださいね~♪

スクロールできます
営業時間10:00〜17:00
※季節によって異なるためHPで要確認
定休日元日
1/1~3/15まで毎週水曜定休日
電話番号0897-84-3710(道の駅 よしうみいきいき館)
0898-25-7338(株式会社しまなみ)
料金大人(中学生以上)1800円
小人(小学生)900円
小学生未満無料(大人同伴で大人の人数を超えない場合)
※団体割引あり
住所 〒794-2114 愛媛県今治市吉海町名4520-2
HPhttps://imabari-shimanami.jp/kyuuryuu/

道の駅にもぜひ行ってみてくださいね~♪

詳しくは、こちらをご覧ください。

まとめ

こちらでは、潮流体験のできるスポットをご紹介させていただきました!

  • 宮窪瀬戸潮流体験
  • 来島海峡急流観潮船

大島にこられた際は、ぜひこの激しい急流や潮流を体感してみてくださいね。

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