ども、しおみです!
Go toトラベルが始まりますね!
観光庁からの詳細を待っていたのでお知らせが遅くなってしまいましたが、
ゲストハウスNESTのGo toトラベルの対応についてまとめました。
当ゲストハウスの感染症拡大防止対策はこちらにまとめています。

Go toトラベル事業の概要
事業内容まとめ
宿泊施設を運営している当宿に関係ある部分をまとめると、
- 宿泊事業者登録した宿に泊まると
- 宿泊費が安くなる(35%)
- だから、どんどん旅行いってくださいね
といった感じの事業ですね。
詳細はこちら(7/20版)をご覧になってください。
宿泊事業者がやるべきこと
(引用元:https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001351403.pdf)
今回の事業の参加登録事業者になる条件として、
- チェックイン時の対面避ける
- チェックイン時の検温
- 3密対策
- 消毒、換気
- 症状は見られる場合の適切な対応
この辺を、政府は宿泊事業者に求めています。
こういった条件を満たしていない場合は、登録が取り消されます。
登録が取り消されると、ゲストは割引を受けることができなくなります。
宿泊ゲストがやるべきこと
ゲストは、宿泊時に
- 宿泊証明を発行してもらう
- 領収書をもらう
このあたりが必要です。
というか、そもそも登録宿泊事業者である宿に宿泊しないと、割引を受けることはできません。
ということは知っておいた方がいいですね。
ゲストハウスNESTがGo toトラベルに参加しない理由
最初に結論を言っておくと、ゲストハウスNESTは
今回のGo toトラベルには参加しないということを決断しました。
宿泊してくれるゲストの方には非常に申し訳ないのですが、当ゲストハウスに宿泊しても割引をうけることができませんのでご了承ください。
なぜ参加しないのか、言い訳を一応まとめておきます。
旅人は平等
今回は、東京の人は除外されています。
なぜ?
はっきり言って意味不明です。東京以外でも感染者は出てますよ?
ゲストハウスNESTでは、どの地域から来られるか?で人を区別することはありません。
逆に言うと、東京の方が宿泊している可能性もあるので、それは困ると言う方の宿泊はご遠慮ください。
ガイドラインが納得いかない
必ずガイドラインを遵守しなければならないというのが、正直無理です。
正確には、ガイドラインは守れますが、その後の対応が難しいのです。
後述しますが、その後の対応を考えると、小さな島の個人経営の宿には負担が大きいのです。
一方的に押しつけられたガイドラインは、うちには合ってないと判断したのです。
検温をしたくない
検温をしたくない一番大きな理由は、検温後の対応ができない(後述)からです。
が、そもそも検温をする=旅人の感染を疑うということ自体が、性に合わないです。
微熱があるから泊めませんということはできないし、他の宿にうつしたりもできません。
部屋にトイレがないので、隔離なんかも絶対無理です。
検温をすることで、37.5℃以上だと、その後の対応が必要になります。
が、この基準体温が納得できない。
なぜ37.5℃?
自転車で来るゲストが多いので、チェックイン時に体温が高めの人は多いです。
実際、37.5℃だったら感染疑いというのは、どうなんでしょう?
37.4℃だったらOK?
37.4℃以下の感染者、なんなら無症状の感染者もいるって話です。
つまり、体温に関係なく感染拡大のリスクは孕んでいます。
決められた基準をクリアしてたらOK。
お金を補助するので、どんどん旅行に行ってください。
というのは、どうにも違和感なのです。
検温後の対応ができない
100歩譲って、検温はできるとしましょう。
しかし、37.5℃以上の体温があった場合に、以下の対応が必要です。
- 保健所に電話
- ヒアリングを受ける
[感染疑いがあると、保健所が判断した場合]
- 保健所からの電話を待つ
- その間は、隔離された状態で待機
- 指定の病院に自力で向かう
[感染疑いがないと、保健所が判断した場合]
- 自力で病院を探す(受け入れ可能病院は非公開)
- 病院に自力で向かう
これが保健所から求められる対応です。(広島県東部保健所に確認済み)
簡単にまとめると、
37.5℃以上ある場合、必ず「自力で」病院に向かいなさい。ということです。
ここは「島」ですから、本州の大きな病院に行くには、交通手段が必要です。
主な公共交通機関は、高速船やバスくらいです。
しまなみ海道という立地柄、自転車のゲストが多いので、このような公共交通機関を使わざるを得ないでしょう。
しかし、いずれにしろ最終便は18時頃です。
遅めのチェックインになると、保健所が求める対応をするというのが、不可能なのです。
感染疑いがあるゲストに公共交通機関を勧めれない
37.5℃以上あるゲストは、公共交通機関を使って病院に向かうしかないのですが、これって感染拡大させてません?
って話です。
たとえば、高速船で尾道に向かった場合、船員や乗客と40分間の接触です。
もし、船長が感染者との濃厚接触扱いになってしまったら、
- 高速船が停止する
- すると、学校に行けない子が出る
- 会社、病院にも通えない人がたくさん
- というか、運営会社潰れる
つまり、感染疑いがあるゲストが公共交通機関を使うことで、島民全体に迷惑がかかります。
そんなことできませんって話です。
本当に体調が悪そうであれば、救急車を呼んだり、僕が車でお連れすることもできるでしょう。
感染のリスクはありますが、宿業をやっている以上、それくらいはさせてもらうつもりです。
しかし、37.5℃の人が来る度にそんなことできないですよって話です。
かと言って、公共交通機関もおすすめできないのです。
宿泊事業者がすべての責任をとることはできない
ゲストハウスは、共用スペースが多いですから、感染のリスクは0ではありません。
それを、勝手に決めたガイドラインを遵守して、たくさんのゲストを迎えなさいと言われても、正直困ります。
ここまで書いたことを理解してくださるゲストのみ迎え入れたいと思っています。
もちろん、感染症拡大防止対策として、消毒や換気などはしています。
しかし、宿泊事業者が、ゲストの体温まで管理することはできないし、体温が37.5℃以上のゲストをすべて病院に送るなんてことはできないのです。
今の時期にお金を補助してまで旅行する必要性を感じない
正直、生口島に遊びに来てほしいです。
これから、気候がとてもいいシーズンになるので、ぜひ生口島に来て欲しいという想いはあります。
そして、ぜひ安くお得に来てほしいです。
しかし、今回のGo to事業には賛同できないのです。
キャンペーンゴリ押し、しかし責任は取らない。というのはどうなんでしょうか?
国は、旅行関係事業者が責任を取ってください。と言っているに過ぎないのです。
ゲストハウスのオーナーとして、(お金を補助して)旅行推奨することに賛同できない
というのが、僕たちゲストハウスNESTが出した結論です。
予約キャンセルについて
もちろん来てくれる人はウェルカムです!
しかしうちは、Go toトラベルには参加しません。
「Go toトラベルで安くならないなら、キャンセルします」
ということであれば、それでOKです。
ご予約メールより、キャンセルをお願いいたします。
また落ち着いた頃に遊びに来てくれたら、とても嬉しく思います。
キャンセルポリシーはこちら
「今回の旅行は諦めます」と言う方も、いつかまた会える日を楽しみにしてます!
では、よい連休を!
Have a good day!