こんにちは!NEST staff のリナです。
しまなみ海道の橋からの眺めは、どこも絶景ですよね。
今回は、大三島に繋がるしまなみ海道の大橋である、「大三島橋」と「多々羅大橋」の魅力をお伝えします!
そして、実際に自転車や徒歩で通行できるかなど、そのほかの情報も詳しくご紹介します!
大三島と伯方島をつなぐ橋:大三島橋
大三島橋(おおみしまばし、おおみしまきょう)は、しまなみ海道(西瀬戸自動車道)の9つの橋のうちの1つです。
本州側(広島県尾道市)から5つ目の橋で、愛媛県今治市の大三島と伯方島を繋いでいます。
しまなみ海道唯一のアーチ橋!
大三島橋は、大三島と伯方島を繋ぐしまなみ海道で唯一のアーチ橋です。
1975年に本州四国連絡橋の中で一番最初に長大橋として工事が始まり、1979年に開通しました。
橋長 328m
桁下高 26m
アーチ支間長 297m
このアーチ支間297mは、橋が完成当時は日本最長だったようです。
海の難所「鼻栗瀬戸」を見渡せる!
大三島と伯方島の間の海峡は「鼻栗瀬戸(はなぐりせと)」と呼ばれ、時速13km以上の速さで流れる海の難所の一つです。
橋の上からは、「鼻栗瀬戸」を勢いよく流れる潮の風景や、雄大な瀬戸内の風景を見渡すことができます。
アーチ橋を、周囲の海岸線や橋の大三島側にある鼻栗瀬戸展望台に寄り道して眺めるのもおすすめです!
夜は、橋の明かりが海に反射し、これもまた絶景です。
大三島橋は自転車や徒歩で渡れる!?
歩行者、自転車、原付及び125cc以下の二輪車が通行できます。
自動車専用道路の南側には、自転車や原付バイク、徒歩で通行できる道がゆったりと設けられています。
大三島橋の自転車歩行車道は比較的交通量が少なく、歩行者ガードの鉄柵も設置されているので、安心安全に歩ける橋です。
大三島と生口島をつなぐ橋:多々羅大橋
多々羅大橋(たたらおおはし)は、吊橋の一種である斜張橋です。
しまなみ海道(西瀬戸自動車道)の橋のうちの本州側から4番目の橋で、生口島南ICと大三島ICの間に架かっています。
国内最長の橋!!多々羅大橋
多々羅大橋は、広島県の生口島と愛媛県の大三島を繋ぐ国内最長の斜張橋です!
耐風安全性や、塔・桁・橋脚などの形の景観性も考慮され塔高が逆Y字型になっています。
1999年5月に完成し、当時は多々羅大橋の中央支間長890mが世界最長の斜張橋でした。
斜張橋とは、塔と桁とを斜めに張ったケーブルでつないで桁を支える構造の橋のことです。
多々羅大橋完成時、世界第2位の斜張橋であるフランスのノルマンディー橋(中央支間長856m)と姉妹縁組を結んでいます。
1998年には全建賞道路部門受賞、土木学会田中賞作品部門受賞をしています。
橋長 1,480m
支間割 270+890+320=1,480m
塔高 226m
自転車や徒歩でしかできない体験!県境ライン「多々羅鳴き龍」
多々羅大橋は大三島橋同様、自転車歩行車道が造られているので、歩行者、自転車、原付及び125cc以下の二輪車が通行できます。
そして多々羅大橋には、広島県と愛媛県の県境があります!
橋を歩いて県境ラインをジャンプして超えたりして楽しむのもおすすめです。
橋は歩いて約20分ほど(1480m)で渡れます。
瀬戸田PAの上下線から端まで歩いていくことができますが、橋までは少し距離があります。
橋の主塔部の歩道では「多々羅鳴き龍」を体験することができます。
主塔の下で拍子木を打つと、その音が空に向かって反響します。
これは、自転車歩行車道でしか体験できません!!
橋を渡る際は、ぜひ「鳴き龍体験」してみてください♪
多々羅大橋を眺められるおすすめスポット
多々羅大橋は、色んな場所から、その圧倒的な大きさや美しさを感じることができます。
大三島側からは、道の駅多々羅しまなみ公園や多々羅展望台、多々羅しまなみドームなどから眺めることができます。生口島側からも、瀬戸田PAから眺めることができます。
日が登っている時間帯の多々羅大橋の姿も迫力がありカッコイイですが、夕暮れに見れる静かに日が沈む景色も綺麗です。
大三島橋・多々羅大橋の通行料金、通行止め情報
大三島橋・多々羅大橋の通行料金について
歩行者無料
自転車無料 原動機付自転車は対象外
瀬戸内しまなみ海道の自転車通行料金は、平成26年7月から本州四国連絡高速道路株式会社の企画割引として期間限定で、令和6年3月31日まで無料となっています。
因島大橋 | 50円 |
生口橋 | 50円 |
多々羅大橋 | 100円 |
大三島橋 | 50円 |
伯方・大島橋 | 50円 |
来島海峡大橋 | 200円 |
普通車・ETC車料金(平日)
普通車・ETC車料金(休日)
大三島橋・多々羅大橋の通行止めについて
自転車歩行者道、自動車専用道路部の2輪 風速15m/s
自動車専用道路 風速50km/h
詳しい通行料金や通行止めに関する情報は本四高速HPをご確認ください。
まとめ
今回は、伯方島と大三島を繋ぐ「大三島橋」と、生口島と大三島を繋ぐ「多々羅大橋」についてご紹介しました。
どんな橋なのかを知ってから渡るとまた、見え方や感じ方が変わってきますよね。
しまなみ海道を訪れる際は、ぜひ周辺のスポットや橋からの眺めや、橋の上でのしかできない体験など、
しまなみ海道ならではの大橋をたっぷりと堪能してみてください。